物語にみる英米人のメンタリティ
読んだ本のきになったところ、
- 作者: 谷本誠剛
- 出版社/メーカー: 大修館書店
- 発売日: 1997/03
- メディア: 単行本
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主に2つのパートに分かれており、前半は英語の思考、文化について例文を交えながら、質的に特徴を取り上げています。後半は日英の英文構成についてです。後者にとても興味があったので、ぱらぱら読んでいて気になったのは、著者によるとレイチェルカーソンの話をもとにパラグラフを説明しているときに、パラグラフの結束性は同じ主語を繰り返し述べることによって生み出されるとしていたことである。また英文はそもそも文と文のつながりを推論させている。1つ1つの英文は独立しており、飛躍して意味を解釈することでつながりを作り出すとあった。
#Stylisticsだと繰り返しが文体を作っているというのはわかる。そして確かに日本語にくらべて、英文は助詞や接続詞など文をつなぐ項目が少ない文章に感じる。むしろ大事なところにしか接続詞などを置かないようにしているとも思う。